2024/02/20 00:59
外の湿気に春を感じる今日このごろです。
虫たちも活動をはじめた感じで、いつもは3月のちょうど啓蟄のころに虫の動きを感じるので、やっぱりはやい。
月初めに毎年恒例のお味噌の仕込みをしました。
字面でみるとなんて丁寧な生活を、とお思いでしょう。
ノンノン、わたしの場合は地域のお母様方のお味噌作りにのっからせていただくだけのやつです。
地域の加工品として作り始めたお味噌、これまで約40年地元のお母様たちで作り続けておられます。
米麹を仕込むところからやるので、一回の仕込みに丸3日かかります。
大豆は重いし米も重いしドデカ圧力鍋は怖いし、一回に結構な量仕込むのでとにかく重労働。
それを1月末から2月半ばまで何クールも仕込むお母様たちはパワフルすぎて頭あがりません。
できる限りの力仕事と雑用をやるのが私の使命、と思いつつはじめての年は勢いに押されほぼ役立たずに終わる。数えてみると7回目の今年の仕込み、"若い人がおると助かるわ〜"をいただけたので、よしとしましょう。
みんなであーだこーだいいながら働き者のお母さんたちが作るお味噌は、まーおいしいです。
お母さんたちの使い込まれた手は本当にやさしくて美しい。この手がおいしくしてるのね、と毎年感謝しています。
わたしもそんな手になりたいな、といったところで
こちらをご覧ください。

こちら"みそしるで顔を洗え"です。
毎月第4日曜日に、"おてしょマルシェ"というものを開催しています。
岡山ガーデンのプラスいちさんで場所をお借りして、こっそりはじめた販売。おてしょマルシェと命名してから早1年がたち、楽しみにきてくださる方も増えてきてうれしいかぎりです。
そのメンバーで月1のマルシェごとに刊行しているZINE、それこそが"みそしるで顔を洗え"。
ネーミングが最高すぎる。
いろんなことへの腰が重い我らが、なぜか軽やかに精力的にZINEを作っています。
作っているもの売っているものとは全く関係ない、それぞれの個が染み出している文章や4コマ漫画。機会があればぜひ読んでみてください。
出産するとき一回自分の人生は終わらそうと思っていましたが、わたしの人生はわたしのままでした。むすめの人生はむすめの人生。
やれることはたくさんあるんだ、と気付かせてくれたおてしょZINEのスタート。35歳まだまだこれからみたいです(深夜の前向き)。